・ふるさと納税したけど控除されているか心配。
・控除されてるか確認する方法を知りたい。
・返礼品に満足して控除されているか確認したことがなかった。
こんな人のための記事です。
5月中旬になり、みなさんの手元には住民税決定通知書が届き始める頃ではないでしょうか。
あーあれね、ちゃんと確認したよ!という方もいれば、
えーとなんだっけ?という方もいると思います。
特に会社勤めの方などは、総務から貰ったけど開けても数字がいっぱいで、よく分からないまま放置している人も多いのではないでしょうか。(過去の私です。)
でも、この通知書、ふるさと納税をしている人にとっては特に重要な通知書なんです。
なぜなら去年したふるさと納税の控除(住民税分)がちゃんとできているか確認できる書類なんです。
私は以前、住民税決定通知書を確認したことで、控除ができていないことが発覚したことがありました。
その後、更生の請求を行なったおかげで、無事控除分の金額は返ってきたのですが、もし住民税決定通知書の見方を知らなかったら、あの時気づかずに数万円損していたかもしれません。
ふるさと納税がただの寄付にならないためにも、しっかりと住民税決定通知書の見方を確認していきましょう。
それではどうぞ!
住民税決定通知書とは
住民税決定通知書とは、毎年5月から6月にかけて住んでいる自治体から送られてくる通知書のことです。
この用紙には今年の6月から来年の5月にかけての毎月の住民税の引き落とし額が記入してあります。
ちなみに正式名称は「給与所得等に係る市民税・県民税特別徴収税額の決定・変更通知書」です。(長いですね、、、)
確認方法
早速、控除額の確認方法を説明していきましょう。
とその前に昨年のふるさと納税寄付金額を確認しておきましょう。
確認できましたか?
それでは、寄付金額と住民税決定通知書の金額を照らし合わせていきましょう。
確認方法は主に2つあります。
1・住民税決定通知書の赤枠で囲った部分に記入されている場合。
赤枠の中におそらく『寄付金税額控除額〇〇円は税額控除額に含みます。』などの文字が記載されていると思います。
この〇〇の部分の金額に2000円足した額が昨年の寄付金額と概ね一緒であれば寄附金控除が反映されているということになります。
2・赤枠に何も書いてない場合
次に赤枠に何も書いてない場合、青枠で囲った部分を見ます。
青枠で囲った二つの欄の数字を合算します。
この金額が昨年のふるさと納税寄付金額とだいたい一緒であれば、寄附金控除がしっかりされている証拠になります。(住宅ローンなど、他の税額控除もしている場合は金額が変わってきますので注意してください。)
3・どちらにも反映されていない場合
寄付金額が何らかの理由で控除されていないということになります。
考えられる原因は
などが考えられます。
もし理由がわからない場合は住所地がある市町村に問い合わせをすれば、反映されていない理由を教えてくれますので連絡してみましょう。(私も問い合わせました。)
控除されていないと確認できたら
担当者のミスでもない限り、再度自ら手続きを行う必要があります。
控除がされていない場合「更生の請求」という手続きが必要となります。
やり方については今回は割愛しますが、一度でも確定申告をした方ならそこまで難しい手続きではないです。※詳しくは『国税庁ホームページの所得税及び復興特別所得税の更正の請求手続』ご覧ください。
過去5年分はさかのぼって請求できますので、急ぐ必要はないので安心してください。
ちなみ請求後のお金が還付されるまでの流れについては「ふるさと納税のワンストップ特例制度に失敗し、更生の請求をした話」で記事にしてますので合わせてご覧ください。
まとめ
今回はふるさと納税の控除確認方法について記事にしてみました。
昨年のふるさと納税について忘れた頃にやってくる住民税決定通知書。
意外に見落としている方も多いかと思い記事にしてみました。
ちゃんと控除されるまでがふるさと納税です。
この記事が誰かの参考になれば幸いです。
ではまた!
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